初彼女の話。~その1~
先日、婚約破談フレンドに
「人生山あり谷ありだよね」
と言われました。
きっと「今が谷なら、これからが山、登っていくだけだね。」と良い意味で使ったのでしょうが、「山も谷も嫌いだから、これからも地獄が続くのか~。」と悪い意味に捉えてしまいました。マイナス思考よくない。
今日は、過去の恋愛について話していきます。
恋愛記事であって、婚活記事ではないので、興味ない方はバックキーで戻ってください。
初めての恋愛
約10数年前の夏、人生初の彼女ができました。名前は、Tさん。
すごい美人かと言われれば、そうではないですが、優しい雰囲気の女の子でした。
別に私もイケメンではないですし、世間一般的には不細工になりますので、私には勿体ないレベル。
当時の私は恋愛不器用で、相手に告白なんてしたことはありませんでした。草食系男子の代表みたいなものですね。
「フラれたらどうしよう。」
「これから関われなくなったらどうしよう。」
どうなるか分からないのに、不安だけが募ります。
仲が良い男友達に相談してみます。
「どこが好きなの?」
日々の何気ない会話で、屈託なく笑うところが好き。
「好きなら告白したらいいのに。」
そう言うけど、簡単に告白できたらモヤモヤしてないよ。
「Tって好きな人いるのかな。」
知らん。むしろ知りたい。いたら告白してもダメじゃん。
「男らしく告ればいいのに。女子かよ。」
男子だ。
「当たって砕けて来い。」
なんでフラれること前提なの?
仲の良い女友達にも聞いてみました。
「好きな人いないって言ってたの聞いたことあるよ。」
つまり、俺のことも好きではないってことじゃん。
でも、チャンスはゼロではないことだけは分かりました。
告白しても可能性が0じゃない、ならば告白した方がいいはず。
先に誰かに告白されて取られた時には、絶望しか残らない。
それならば・・・と、勇気を出して告白することにしました。
人生初の告白
友人にも背中を押され、ちゃんと気持ちを伝えようと決心しました。
そう思い、告白のセリフを考える私。
アドバイスをくれる友達。持つべきものはうんぬんかんぬんですね。
「好きです。付き合ってください。」
それ考えてた!ありきたりだけど気持ちが伝わるよね。
「あなたの笑顔に惚れました。」
嘘は付いてないけど、…うーん。
イケメンだったらかっこいいかな。
「毎日味噌汁を作ってほしい。」
いや、プロポーズかよ。
「君のハートにレボリューション」
なんて、ゴー☆ジャスな告白なんだ。却下。
(ゴー☆ジャス)
しっかり気持ちが伝わるのが大切なので、ありきたりでも「好きです、付き合ってください。」が一番いいかなと思いました。
告白する当日。
無事に一緒に帰ることには成功します。
告白は人が少なくなったタイミングで…がいいかな?
「これから告白・・・」と考えると、心臓はドクンドクンと加速を始めます。
まるで、初手で「みきり」を発動して加速を始めるメガヤンマ。もう止まりません。
(ゲーム ポケットモンスター より)
夏ということもあり、セミがミンミンミンミンミンミンミンミンうるさい。
心なしかいつもよりうるさく感じます。僕の声をかき消さないで。
駅までの道のり。何気ない話をして歩きます。
ふと周りを見ると、人は誰もいません。
私のために神様がシチュエーションを作ってくれたみたいです。
いよいよ告白の時です。
なるが「あの・・・」
T「ねえ。」
私の声は告白する前に遮られます。
T「ねえ、私達付き合わない?」
なるが「ん・・・?・・・・ええええええええええええええええええええ!?」
続く。